どれくらいの塩分?
高血圧治療ガイドライン2019が発表されました
先日、日本高血圧学会から「高血圧治療ガイドライン2019」が公表されました。TV等で基準が変わったと見た方も多いことと思います。しかし、数字に一喜一憂するのではなく、日頃からの予防、高血圧にならないように早期の予防が大切です。
※高血圧の常態が続くと脳卒中や心筋梗塞の発症リスクを高めますので、気になる方はかかりつけの医師にご相談下さい。
日頃の食事内容を見直しましょう
食事の内容によっては一食で一日量を超えることがあります。下記の塩分チェックシートで、日頃の食生活を見直してみましょう。特に、健康診断で正常高値血圧と言われた方は、もう一度食事を見直して下さい。
※現在、日本人の一日の食塩摂取量として推奨されているのは、8g未満です。ただし、高血圧の患者さんはさらに基準が厳しく、一日6g未満となっています。欧米では,一般の人にも6g未満を推奨しています。また,世界保健機関(WHO)も,すべての成人の減塩目標が5gとなっています。
※たいていの日本人は必要量をはるかに超える食塩を摂取しており,減塩による健康障害は起こりません。
※低血圧や起立性低血圧で立ちくらみがある場合,一部の病態では食塩摂取は多いほうがよいこともあります。
※夏に塩分摂取を増やすことは,通常は必要ありませんが,汗を大量にかいた場合は例外となります。
※各個人の治療は、かかりつけ医とご相談ください。
※塩分チェックシート