骨粗鬆症の予防のために
骨粗鬆症とは
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、「骨が弱くなり、骨折しやすくなる」状態・病気のことを言います。
自覚症状が乏しく、「背中が丸くなる」、「身長が縮む」といった症状が徐々に起こるため、「病気」と気付かないことが多いのも特徴です。
気付いた時には病状がかなり進行していたということも少なくありません。寝たきりの原因一つ(脳卒中、老衰、骨粗鬆症)となっています。
骨粗鬆症 の原因
私達の骨は生きています。同じように見えても、毎日、新しく作られること(骨形成)と壊されること(骨吸収)を繰り返しています。
骨粗鬆症は、このバランスが崩れるたことでおこります。患者さんは圧倒的に女性、特に閉経後の女性に多くみられます。女性ホルモンの減少や老化と関わりが深いと考えられています。
骨粗鬆症 の予防
予防としては、「転ばないように注意する」、「骨を丈夫にする栄養素を意識して摂る」、「適量のタンパク質をとる」「禁煙し、アルコールは控えめにする」、「運動、日光浴をする」等が考えられます。
※骨粗鬆症の予防は食事から
骨を丈夫にする栄養素!
・カルシウム・・・骨の材料になる(目安:一日650mg~700mg)
・ビタミンD・・・カルシウムの吸収を促す(目安:一日5.5ug)
・ビタミンK・・・骨形成を調節する(目安:一日150ug)
※治療中の方は、かかりつけ医に相談しましょう。
栄養のバランスを考え、上記の表を参考に毎日、食事に取り入れましょう。
※閉経後の女性には、整形外科医の定期的な検診をお勧めします。
※治療中の方は、かかりつけ医に相談しましょう。