超高齢化社会で増える心不全
心不全とはどんな病気ですか?
心不全とは、心臓の機能が悪いために息切れやむくみが起こり、徐々に悪くなって、生命を縮める病気です。高血圧や糖尿病、肥満、動脈硬化などは、心臓の病気の大きなリスクです。はじめは症状がありませんが、やがて心筋梗塞、心筋症、弁膜症など、いろいろな心臓の病気を引き起こして症状を伴った心不全となります。
こんな症状があれば、医療機関を受診しましょう!
以下の項目でも、特にその状態変化が急激な場合は救急受診を考えましょう。
すぐに受診が必要な状態
①安静時の息苦しさ、夜間の咳
②横になると苦しいが、座ると楽になる
③血圧が低く、ふらふらする
はやめの受診が必要な状態
①急激な体重増加(目安として一週間に2Kgの増加)
②足のむくみ
③動いたときの息切れ(歩ける距離が短くなった)
④食欲がなく、身体もだるい
心不全悪化を防ぐには?
心不全を悪化させる原因はいろいろありますが、ご自分で気をつけることで悪化を予防できることもあります。
心不全を悪化させる原因は?
①塩分や水分※のとりすぎ
※塩分の理想的な量は1日6gです。 塩分がしっかり制限できていれば、水分は厳密に制限する必要のないことがほとんどです
②お薬の飲み忘れ
③心臓に負担をかける活動のしすぎ
④通院をやめてしまう
⑤血圧の上昇
⑥喫煙、お酒の飲みすぎ
⑦かぜや肺炎などの感染症
⑧不整脈
⑨貧血