明治の大火災
- まいたうん御祓
- 2021年8月21日
今から、100年以上前の明治28年(1895)と明治38年(1905)に七尾町(御祓、袖ケ江)は、大火災に見舞われました。
1度目は、三島町から出火し、御祓川から西部(現在の御祓地区)のほとんどを焼失。
当時、同地区には、郡役所、警察、小中学校、光徳寺、銀行など主要な施設があり、大きな被害を受けました。
さらに、その10年後にも袖ケ江と御祓地区が大火にあっています。
この教訓から、家が密集している同地区に、防火地帯が作られました。
明治6年(1873)の絵図を見ると、泰平橋から亀橋の間には川渕道路がありませんが、大火後に道路が造られました。
また、各町には貯水池を設けました。現在は、その跡地がアスファルト舗装され、道路の一部となっている箇所が見受けられます。
これ以降、多くの家では土蔵造りの店が建築されました。自宅の町家でいつ頃、建築されたかを確認するには、法務局にある不動産登記簿や市役所から発行される固定資産税納税通知書を見れば、建築年次がわかりますので、調べてみてはいかがですか。
出典 図説七尾の歴史と文化
次回、明治6年と昭和32年の絵図を見ながら、町並みがどう変わったかを調べる講座を開催します。ぜひお越しください。
日 時 8月28日 (土) 10:30~
場 所 御祓地区コミュニティセンター
講 師 のと里山里海ミュージアム 館長 和田 学 氏
参加費 無料
※事前申し込み必要
申し込み先 御祓地域づくり協議会 電話53-0821